be動詞にはさまざまな意味がある
be動詞の基本形は、主語や時制によって変化します。
| 時制 | be動詞 |
| 現在形 | am・is・are |
| 過去形 | was・were |
| 原形 | be |
be動詞は日本語では「〜です」と訳されることがありますが、実際には文によって訳し方が変わります。
たとえば、次の3つを比べてみましょう。
She is a teacher.
彼女は先生です。
be動詞+名詞 → 「〜です」
She is happy.
彼女は幸せです。
be動詞+形容詞 → 「〜な状態です」
She is in the library.
彼女は図書館にいます。
be動詞+場所 → 「〜にいます・あります」
すべて「She is ~」ですが、それぞれ表している内容が違います。
be動詞を「〜です」と丸暗記するのではなく、be動詞のあとに何が置かれているのかを見ることが大切です。
be動詞+名詞|「〜は…です」
be動詞のあとに名詞を置くと、主語が「何なのか」「誰なのか」を説明できます。
基本形は、《主語+be動詞+名詞》です。
I am a student.
私は学生です。
She is a teacher.
彼女は先生です。
They are my friends.
彼らは私の友達です。
このような文では、be動詞の前後にイコールの関係があります。
・She = a teacher
つまり、「Sheが何者なのか」をa teacherが説明しています。
職業を表すときはa・anに注意
英語では、職業を表す単数の名詞には基本的にaまたはanを付けます。
He is a doctor.
彼は医者です。
She is an English teacher.
彼女は英語教師です。
▶冠詞を詳しく学ぶ
「冠詞」の記事へ→
be動詞+形容詞|「〜な状態です」
形容詞を使うことで、主語の状態・性質・特徴などを説明できます。
基本形は、《主語+be動詞+形容詞》です。
I am tired.
私は疲れています。
She is kind.
彼女は親切です。
This book is interesting.
この本は面白いです。
ここでも、
・She = kind
のように、形容詞が主語について説明しています。
日本語と英語の違いに注意
日本語では「私は疲れています」と言うため、tiredだけで動詞のように感じるかもしれません。
しかし、tiredはここでは形容詞です。そのため、英語ではbe動詞が必要になります。
✕ I tired.
○ I am tired.
私は疲れています。
be動詞+場所|「〜にいる・ある」
be動詞は、人や物が「どこにいるのか」「どこにあるのか」を表すときにも使われます。
基本形は、《主語+be動詞+場所を表す語句》です。
I am at home.
私は家にいます。
She is in the library.
彼女は図書館にいます。
My bag is on the desk.
私のバッグは机の上にあります。
この場合、be動詞は単純に「〜です」と訳すよりも
・人 → 「いる」
・物 → 「ある」
と考えると自然です。
場所を表す前置詞
be動詞と一緒によく使われる場所の表現を確認しておきましょう。
| 前置詞 | 日本語訳 |
| at | 〜に |
| in | 〜の中に |
| on | 〜の上に |
| under | 〜の下に |
| near | 〜の近くに |
be動詞そのものが「〜の中に」「〜の上に」という意味を持っているわけではありません。
具体的な場所は、in・on・atなどの前置詞を含む語句によって表されます。
▶前置詞を詳しく学ぶ
「前置詞」の記事へ→
There is・There are|「〜がある・いる」
「〜があります」「〜がいます」と、何かの存在を伝えたいときには、
《There is ~ / There are ~》
という表現がよく使われます。
| 後ろの名詞 | 表現 | 例 |
| 単数 | There is | There is a dog. |
| 複数 | There are | There are two dogs. |
There is
後ろに単数名詞が続く場合は、There isを使います。
There is a book on the desk.
机の上に本があります。
There is a cat in the room.
部屋に猫がいます。
There are
後ろに複数名詞が続く場合は、There areを使います。
There are two books on the desk.
机の上に本が2冊あります。
There are many students in the classroom.
教室にはたくさんの生徒がいます。
Thereは「そこ」とは限らない
There is / There areのthereは、通常の「そこに」という意味のthereとは役割が異なります。
There is a park near my house.
私の家の近くに公園があります。
この文は「そこに公園があります」という意味ではなく、公園が存在することを伝えている文です。
There was・There were|過去の「〜があった・いた」
be動詞の通常の過去形と同じように、単数ならwas、複数ならwereを使います。
| 現在 | 過去 |
| There is | There was |
| There are | There were |
There was a park here.
ここには公園がありました。
There were many people at the station.
駅にはたくさんの人がいました。
There isと「主語+be動詞」の違い
次の2つの文を比べてみましょう。
A cat is in the room.
その猫は部屋にいます。
There is a cat in the room.
部屋に猫がいます。
似ていますが、伝えたいことが少し違います。
A cat is in the room. は、
ある猫について「どこにいるのか」を説明しています。
一方、
There is a cat in the room. は、
「部屋に猫がいる」という存在を伝えることに重点があります。
初めて話題に出す人や物の存在を伝えるときには、There is / There areがよく使われます。
be動詞を使った年齢の表現
英語では、年齢を表すときにもbe動詞を使います。
I am 20 years old.
私は20歳です。
years oldは省略することもできます。
I am 20.
私は20歳です。
日本語では「20歳」のように名詞として考えやすいですが、英語ではbe動詞を使って年齢を表すことを覚えておきましょう。
be動詞を使った天気の表現
天気を表す表現でもbe動詞がよく使われます。
It is sunny today.
今日は晴れています。
It is cloudy.
曇っています。
It is cold outside.
外は寒いです。
この場合のitは、特定の「それ」を指しているわけではありません。
天気・時間・気温などを表すときに使われる形式的な主語です。
be動詞を使った時間の表現
時刻を伝える場合にも、主語itとbe動詞を使います。
It is seven o’clock.
7時です。
It is ten thirty.
10時30分です。
曜日や日付を表すときにも使われます。
It is Monday today.
今日は月曜日です。
It is August 10.
8月10日です。
天気と同じように、このitも特定の物を指す「それ」という意味ではありません。
be動詞の重要表現を整理
| 形 | 主な意味 | 例 |
| be動詞+名詞 | 〜は…です | She is a teacher. |
| be動詞+形容詞 | 〜な状態です | She is happy. |
| be動詞+場所 | 〜にいる・ある | She is at home. |
| There is ~ | 〜がある・いる | There is a cat. |
| There are ~ | 〜がある・いる | There are two cats. |
| be動詞+年齢 | 〜歳です | I am 20. |
| It+be動詞+天気 | 天気を表す | It is sunny. |
| It+be動詞+時刻 | 時刻を表す | It is seven. |
Q1. 次の( )に適切なbe動詞を入れましょう。
① I( )a student.
② She( )happy.
③ They( )at school.
④ There( )a book on the desk.
⑤ There( )three students in the room.
回答を見る
① am
※主語がIなのでamを使います。
② is
※主語がSheなのでisを使います。
③ are
※主語がTheyなのでareを使います。
④ is
※a bookが単数なのでisを使います。
⑤ are
※three studentsが複数なのでareを使います。
Q2. 次の日本語を英語にしましょう。
① 「部屋に猫がいます。」
② 「私は18歳です。」
回答を見る
①
I am 18 years old.
私は18歳です。
※「18歳です」はbe動詞を使って表します。
②
There is a cat in the room.
部屋に猫がいます。
※新しく「猫がいる」という存在を伝えるため、There isを使います。
📚️まとめ
be動詞は「〜です」だけではなく、さまざまな意味を表します。
・be動詞+名詞 → 「〜は…です」
・be動詞+形容詞 → 状態や性質を表す
・be動詞+場所 → 「〜にいる・ある」
・There is / There are → 「〜がいる・ある」
・過去ならThere was / There were
・年齢・天気・時刻などにもbe動詞を使う
・be動詞の意味は、後ろに置かれる言葉まで見て判断する
be動詞を「am・is・are=〜です」とだけ覚えるのではなく、「主語が何なのか・どんな状態なのか・どこにいるのか」を表す動詞として理解することが大切です。


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