完了進行形と時制の一致|使い方と基本ルールをゼロわかりやすく解説

完了進行形とは

完了進行形は、ある時点まで動作が続いていることを表す表現です。

基本的な形は、《have been+動詞のing形》 です。

現在・過去・未来によって、haveの部分が変化します。

種類基本形主な意味
現在完了進行形have・has been+ing現在までずっと~している
過去完了進行形had been+ing過去のある時点までずっと~していた
未来完了進行形will have been+ing未来のある時点までずっと~していることになる

完了進行形では、動作がある時点まで継続していることに注目します。

現在完了進行形

過去に始まった動作が、現在まで継続していることを表します。

《have・has been+動詞のing形》

I have been studying English for three hours.

私は3時間ずっと英語を勉強しています。

解説

3時間前に勉強を始め、現在までその動作が続いていることを表します。

She has been working since this morning.

彼女は今朝からずっと働いています。

表現意味
for~の間
since~から・~以来
all day一日中
recently最近

現在完了と現在完了進行形の違い

現在完了現在完了進行形
状態・結果・継続などに注目続いている動作に注目
have+過去分詞have been+ing
I have lived here for five years.I have been studying for three hours.
5年間ここに住んでいる3時間ずっと勉強している

状態動詞は基本的に完了進行形にしない

know・like・belongなどの状態動詞は、基本的に進行形にしません。

そのため、継続を表す場合でも現在完了を使います。

✕ I have been knowing him for ten years.
○ I have known him for ten years.

knowは「知っている」という状態を表すため、have knownを使います。

過去完了進行形

過去のある時点まで、動作が継続していたことを表します。

《had been+動詞のing形》

I had been studying for two hours when he called me.

彼が私に電話してきたとき、私は2時間ずっと勉強していました。

時間の流れは、

①勉強を始めた

②2時間勉強を続けた

③彼から電話が来た

となります。

「彼から電話が来た」という過去の時点まで、勉強する動作が続いていたため had been studying を使います。

過去完了と過去完了進行形の違い

過去完了過去完了進行形
had+過去分詞had been+ing
完了・結果などに注目動作の継続に注目

未来完了進行形

未来のある時点まで、動作が継続していることになると表します。

《will have been+動詞のing形》

By next month, I will have been working here for ten years.

来月で、私はここで10年間働いていることになります。

「来月」という未来の時点を基準にして、そこまで10年間「働く」という動作が続くことを表しています。

時制の一致とは?

時制の一致とは、主節の動詞が過去形になったときに、従属節の時制もそれに合わせて過去方向へ変化することです。

たとえば、現在の発言が次の文だとします。

She says, “I am busy.”

彼女は「私は忙しい」と言います。

これを「彼女は忙しいと言いました」と過去の発言として表すと、

She said that she was busy.

彼女は忙しいと言いました。

主節の said が過去形なので、従属節も is → was のように過去方向へ移ります。

主節が現在形の場合

主節が現在形の場合は、従属節の時制を機械的に変える必要はありません。

I think that she is busy.

私は彼女が忙しいと思います。

主節のthinkが現在形なので、従属節では伝えたい時間関係に合った時制を使います。

主節が過去形の場合

主節が過去形の場合、従属節では主節との時間関係を考えます。

基本的な対応を整理すると次のようになります。

元の時制過去の主節の中では
現在形過去形
現在進行形過去進行形
現在完了過去完了
過去形過去完了になることがある
willwould
cancould
maymight

現在形 → 過去形

I think that he is busy.

私は彼が忙しいと思います。

I thought that he was busy.

私は彼が忙しいと思いました。

現在進行形 → 過去進行形

She says that Tom is studying.

彼女はトムが勉強していると言います。

She said that Tom was studying.

彼女はトムが勉強していると言いました。

will → would

He says that he will come.

彼は来ると言っています。

He said that he would come.

彼は来ると言いました。

ここでのwouldは「~だろう」という通常の意味というより、過去の時点から見た未来を表しています。

主節より前の出来事は過去完了

従属節の出来事が主節の過去よりさらに前に起こったことを明確にするときは、過去完了を使います。

I knew that she had left the office.

私は彼女が会社を出たことを知っていました。

時間の順番は、

①彼女が会社を出た

②私がそれを知った

です。

主節のknewより前の出来事なので、had leftを使っています。

時制の一致を受けない場合

主節が過去形だからといって、必ず従属節を過去形にするわけではありません。

特に重要なのが次のケースです。

普遍的な真理・変わらない事実

いつの時代でも変わらない事実は、主節が過去形でも現在形を使えます。

My teacher told us that the earth goes around the sun.

先生は私たちに、地球は太陽の周りを回ると教えました。

地球が太陽の周りを回ることは現在も変わらない事実なので、goesのまま表せます。

現在も続いている事実

過去に言った内容が現在も事実であることを強調したい場合には、現在形を使うことがあります。

She told me that she lives in Tokyo.

彼女は東京に住んでいると私に言いました。

現在も東京に住んでいるという事実を伝えているため、livesを使えます。

一方、過去の発言内容として表すなら、
She told me that she lived in Tokyo.
とすることもできます。

歴史上の事実

歴史上の出来事など、過去の時点が明確な事実は、文脈によって過去形のまま表すことがあります。

We learned that World War II ended in 1945.

私たちは第二次世界大戦が1945年に終わったと習いました。

1945年という明確な過去の事実を表しているため、endedを使うのが自然です。

時制の一致を整理しよう

時制の一致では、単純に動詞を過去形に変えるのではなく、主節を基準にして従属節の時間を考えることが重要です。

従属節の内容基本的な考え方
主節と同じ時点過去形など
主節より前過去完了
主節から見た未来wouldなど
普遍的な真理現在形のままでもよい
現在も続く事実現在形を使うことがある
明確な歴史上の事実過去形のまま表せる

「時制を一致させる」という名前よりも、

主節の時間を基準に、従属節がいつのことなのかを考える

と理解した方が使い分けやすくなります。

✏️ 練習問題

次の空欄に適切な形を入れましょう。

1.I(   )(   )(   )English for three hours.[study]

2.She(   )(   )(   )for two hours when I called her.[work]

3.By next month, he(   )(   )(   )(   )here for ten years.[work]

4.She said that she(   )busy.[be]

5.He said that he(   )come the next day.[will]

6.I knew that she(   )(   )the office.[leave]

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1.have been studying
過去から現在まで勉強する動作が続いているため、現在完了進行形を使います。

2.had been working
電話をしたという過去の時点まで、働く動作が続いていたため、過去完了進行形を使います。

3.will have been working
来月という未来の時点まで働き続けていることを表すため、未来完了進行形を使います。

4.was
主節のsaidが過去形なので、その時点で「忙しかった」ことを表すwasを使います。

5.would
過去の時点から見た未来なので、willがwouldになります。

6.had left
「会社を出た」のはknewより前の出来事なので、過去完了を使います。

📚️まとめ

完了進行形と時制の一致について、重要なポイントを整理しましょう。

・現在完了進行形は have・has been+ing
・過去完了進行形は had been+ing
・未来完了進行形は will have been+ing
・完了進行形は「ある時点まで動作が続いていること」に注目する
・状態動詞は基本的に完了進行形にしない
・時制の一致では、主節が過去形になると従属節も過去方向へ変化することがある
・主節より前の出来事は過去完了で表せる
・過去から見た未来ではwouldなどを使う
・普遍的な真理や現在も続く事実などは、時制の一致を受けないことがある

完了進行形も時制の一致も、形だけを暗記すると難しく感じやすい文法です。

**「どの時点を基準にして、いつからいつまでのことを表しているのか」**

を意識すると、これまで学んだ現在形・過去形・進行形・完了形との関係も見えてきます。

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