不定詞の副詞的用法|目的・感情の原因・結果などの意味をわかりやすく解説

不定詞には、動詞や形容詞などを説明する副詞的用法があります。

副詞的用法では「〜するために」だけでなく、感情の原因・結果・判断の根拠など、文によってさまざまな意味を表します。

この記事では、不定詞の副詞的用法の基本から、それぞれの意味と見分け方まで例文を使ってわかりやすく解説します。

不定詞の副詞的用法とは?

不定詞の副詞的用法とは、「to+動詞の原形」が動詞や形容詞などを説明する使い方です。

代表的なのが「〜するために」という目的を表す使い方です。

I went to the library to study.
私は勉強するために図書館へ行きました。
She got up early to catch the train.
彼女は電車に乗るために早起きしました。

最初の文では、to studyが「なぜ図書館へ行ったのか」というwentの目的を説明しています。

副詞的用法には、主に次のような意味があります。

意味主な日本語訳
目的〜するためにI went there to see him.
感情の原因〜してI am happy to see you.
結果〜して、その結果…He grew up to be a doctor.
判断の根拠〜するとは・〜するなんてYou are kind to help me.

まずは、この4つを押さえておけば十分です。

① 目的「〜するために」

副詞的用法の中で、最も基本的なのが目的です。

「何のためにその行動をしたのか」をto不定詞で表します。

《動作+to+動詞の原形》
→「〜するために……する」

I study English to travel abroad.
私は海外旅行をするために英語を勉強しています。
He went to the store to buy some milk.
彼は牛乳を買うために店へ行きました。
She exercises every day to stay healthy.
彼女は健康を保つために毎日運動しています。

「なぜ英語を勉強するの?」
→ 海外旅行をするために

「なぜ店へ行ったの?」
→ 牛乳を買うために

このように、「何のために?」と質問できる場合は目的と考えると分かりやすくなります。

② 感情の原因「〜して」

happy・glad・sad・sorry・surprisedなど、感情を表す形容詞の後ろにto不定詞を置くことがあります。

この場合、to不定詞は「なぜその感情になったのか」という感情の原因を表します。

《感情を表す形容詞+to不定詞》
→「〜して……だ」

I am happy to see you.
あなたに会えてうれしいです。
She was surprised to hear the news.
彼女はその知らせを聞いて驚きました。
I am sorry to hear that.
それを聞いて残念です。

たとえば、I am happy to see you.では、

「なぜうれしいの?」
→「あなたに会えたから」

という関係になっています。

よく使われる形容詞

表現日本語訳
happy to ~~してうれしい
glad to ~~してうれしい
pleased to ~~してうれしい
sorry to ~~して残念だ
surprised to ~~して驚く
sad to ~~して悲しい

③ 結果「〜して、その結果…」

to不定詞が、前の動作の結果としてどうなったのかを表すことがあります。

He grew up to be a doctor.
彼は成長して医者になりました。
She lived to be ninety years old.
彼女は90歳まで生きました。

目的との違いに注意しましょう。

He went to the library to study.
→ 勉強するために図書館へ行った
→ 目的

He grew up to be a doctor.
→ 成長して、その結果、医者になった
→ 結果

結果を表すto不定詞は、無理に「〜するために」と訳すと不自然になります。

💡 ポイント

目的は**「これから実現したいこと」を表すのに対し、結果は「その結果どうなったか」**を表します。

④ 判断の根拠「〜するとは・〜するなんて」

to不定詞が、人の性格や行動について判断する根拠を表すことがあります。

You are kind to help me.
私を助けてくれるなんて、あなたは親切です。
He was careless to make such a mistake.
そんな間違いをするとは、彼は不注意でした。

最初の文では、

「なぜあなたをkind(親切)だと判断したの?」
→「私を助けてくれたから」

という関係になっています。

つまり、to help meがkindだと判断する根拠になっています。

感情の原因との違い

どちらも「形容詞+to不定詞」になるため、最初は混同しやすいところです。

種類考え方
感情の原因I am happy to see you.会えて→うれしい
判断の根拠You are kind to help me.助ける→親切だと判断

happy・glad・surprisedなどの感情を表す形容詞なら「感情の原因」、kind・carelessなど人の性質や行動を評価する形容詞なら「判断の根拠」と考えると見分けやすくなります。

目的を強調するin order to・so as to

「〜するために」という目的を、よりはっきり表す表現として、

《in order to+動詞の原形》
《so as to+動詞の原形》


があります。

I left early in order to catch the train.
私は電車に間に合うために早く出発しました。
He spoke quietly so as not to wake the baby.
彼は赤ちゃんを起こさないように静かに話しました。

基本的な意味は目的を表すto不定詞と同じです。

▼詳しくは「不定詞の重要表現」で学びましょう。

名詞的・形容詞的・副詞的用法を比較

3つの用法を並べると違いが分かりやすくなります。

用法例文to不定詞の働き
名詞的用法I want to read this book.「読むこと」
形容詞的用法I have a book to read.bookを説明
副詞的用法I went to the library to read.wentの目的を説明

同じto readでも、文の中での働きによって用法が変わります。

「どう訳すか」だけではなく、何を説明しているのかを考えると見分けやすくなります。

✏️ 練習問題

問題1|次の英文を日本語に訳しましょう。

I went to the library to study.

回答を見る

私は勉強するために図書館へ行きました。

to studyは「何のために図書館へ行ったのか」という目的を表しています。

問題2|太字部分は、副詞的用法のどの意味を表していますか?

I am happy to see you.

回答を見る

感情の原因

「あなたに会えてうれしい」という意味で、うれしいと感じた原因を表しています。

問題3|次の英文を日本語に訳しましょう。

He grew up to be a doctor.

回答を見る

彼は成長して医者になりました。

to be a doctorは「成長した結果、医者になった」という結果を表しています。

問題4|太字部分は「形容詞的用法」「副詞的用法」のどちらでしょうか?

She went to the store to buy some milk.

回答を見る

副詞的用法

to buy some milkが「何のために店へ行ったのか」という目的を説明しています。

問題5|次の英文の間違いを直しましょう。

I went to the park play soccer.

回答を見る

I went to the park to play soccer.

「サッカーをするために」という目的を表すため、to playを使います。

📚️まとめ

不定詞の副詞的用法では、to不定詞が動詞や形容詞などを説明する働きをします。

・目的:「〜するために」
・感情の原因:「〜して」
・結果:「〜して、その結果…」
・判断の根拠:「〜するとは・〜するなんて」
・目的は「何のために?」
と考えると見分けやすいです。

用法を判断するときは、to不定詞が何を説明しているのかを見ましょう。
特に重要なのは**目的を表す「〜するために」**です。まずは目的を確実に理解し、その後に感情の原因・結果・判断の根拠を見分けられるようにしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました