will・wouldの基本
will と would は、未来・意思・依頼などを表すときに使われる助動詞です。
《主語 + will / would + 動詞の原形》
| 助動詞 | 主な意味 |
| will | 〜するつもりだ、〜だろう |
| would | 〜するだろう、〜していただけますか、よく〜したものだ |
I will call you later.
あとであなたに電話します。
Would you help me?
手伝っていただけますか?
will・wouldの後ろには、どちらも動詞の原形を置きます。主語がhe・she・itでも、後ろの動詞に三単現の s は付きません。
willの使い方①「〜するつもりだ」
willは、その場で決めたことや話し手の意思を表すときに使います。
日本語では「〜します」「〜するつもりです」などと訳します。
I will help you.
私があなたを手伝います。
We will do our best.
私たちは最善を尽くします。
たとえば I will help you. は、話し手が「私が手伝うよ」と意思を示している文です。
willは単に未来を表すだけでなく、「自分はこうする」という意思を表せることを覚えておきましょう。
willの使い方②「〜だろう」
willは、未来についての予測を表すこともできます。
この場合は、「〜だろう」 「〜でしょう」などと訳します。
It will rain tomorrow.
明日は雨が降るでしょう。
She will be busy tomorrow.
彼女は明日忙しいでしょう。
このwillは「〜するつもり」という意思ではありません。
未来に起こることについて、話し手が「おそらくこうなるだろう」と予測しています。
willの否定文
willの否定文は、willの後ろに not を置きます。
《主語 + will not + 動詞の原形》
短縮形は won’t です。
I will not go there.
私はそこへ行きません。
She won’t come tomorrow.
彼女は明日来ないでしょう。
will notの短縮形は willn’tではなくwon’t なので注意しましょう。
willの疑問文
willを使った疑問文では、willを主語の前に置きます。
《Will + 主語 + 動詞の原形 ~ ?》
未来の予定や意思などについて尋ねることができます。
Will she come tomorrow?
彼女は明日来るでしょうか?
Will you join us?
あなたも私たちに加わりますか?
答えるときは、
Yes, she will.
No, she won’t.
のようにwillを使って答えます。
Will you ~ ?「〜してくれますか」
《Will you + 動詞の原形 ~ ?》
は、相手に何かをお願いするときにも使えます。
この場合は「〜してくれますか?」という意味になります。
Will you help me?
手伝ってくれますか?
Will you open the window?
窓を開けてくれますか?
Will you ~ ? は相手の意思を尋ねる形から、相手への依頼として使われます。
wouldとは?
wouldはもともとwillの過去形です。
ただし、実際には過去を表すだけではなく、次のようなさまざまな場面で使われます。
| 用法 | 意味 |
| willの過去形 | 〜するだろう |
| 丁寧な依頼 | 〜していただけますか |
| 過去の習慣 | よく〜したものだ |
| 仮定 | 〜するだろうに |
wouldの使い方① willの過去形
wouldは、過去の時点から見た未来を表すときに使われます。
たとえば「彼は来るだろうと言った」のように、過去の時点で未来だったことを表せます。
He said he would come the next day.
彼は翌日来ると言いました。
I knew she would help me.
私は彼女が助けてくれるだろうと分かっていました。
現在から見た未来にはwillを使いますが、過去の時点から見た未来ではwouldが使われることがあります。
wouldの使い方② 丁寧な依頼
《Would you ~ ?》
は、相手に丁寧にお願いするときによく使われます。
日本語では、「〜していただけますか?」などと訳します。
Would you open the door?
ドアを開けていただけますか?
Would you wait a moment?
少し待っていただけますか?
willよりも控えめな表現にすることで、丁寧な依頼になります。
Will youとWould youの違い
Will you ~ ? と Would you ~ ? は、どちらも依頼に使うことができます。
主な違いは丁寧さです。
| 表現 | 意味 | ニュアンス |
| Will you ~ ? | 〜してくれますか? | 比較的直接的 |
| Would you ~ ? | 〜していただけますか? | より丁寧・控えめ |
Will you close the door?
ドアを閉めてくれますか?
Would you close the door?
ドアを閉めていただけますか?
Would you ~ ? のwouldは、willの単純な過去形ではありません。
相手との距離を少し取った控えめで丁寧な表現として使われています。
Would you like ~ ?「〜はいかがですか」
《Would you like to + 動詞の原形 ~ ?》
にすると、
「〜しませんか?」 「〜したいですか?」という丁寧な誘い・提案になります。
Would you like to come with us?
私たちと一緒に来ませんか?
Would you like to have dinner with me?
私と一緒に夕食を食べませんか?
Would you like ~ ? の後ろには名詞を置き、
Would you like to ~ ? の後ろには動詞を置く、
という違いも押さえておきましょう。
would like「〜したい」
would like は、「〜が欲しい」「〜したい」という希望を丁寧に表します。
《would like to + 動詞の原形》
I would like some coffee.
コーヒーをいただきたいです。
I would like to visit London.
私はロンドンを訪れたいです。
would likeはwantよりも丁寧な表現です。
I want some coffee.
でも文法的には正しいですが、店などで希望を丁寧に伝える場合には I’d like some coffee. のような表現がよく使われます。
wouldの使い方③ 過去の習慣「よく〜したものだ」
wouldには、過去に何度も繰り返していた行動を表す使い方があります。
この場合は、「よく〜したものだ」などと訳します。
When I was a child, I would play in this park.
子どものころ、私はよくこの公園で遊んだものです。
My grandfather would tell us stories.
祖父はよく私たちに物語を聞かせてくれたものです。
wouldとused toの違い
過去の習慣を表す表現には、used to もあります。
どちらも「以前はよく〜した」という意味になりますが、使い方には違いがあります。
| 表現 | 過去の習慣的な動作 | 過去の状態 |
| would | ○ | 基本的に使わない |
| used to | ○ | ○ |
We would play soccer after school.
私たちは放課後によくサッカーをしたものです。
I used to live in Tokyo.
私は以前、東京に住んでいました。
wouldは、playのような繰り返される動作を表すのに向いています。
一方、used toは過去の習慣だけでなく、「以前住んでいた」のような過去の状態にも使えます。
wouldの使い方④ 仮定「〜するだろう」
wouldは、実際とは異なることを想像して、
「もし〜なら、…するだろう」
と表すときにも使われます。
If I had more time, I would travel more.
もっと時間があれば、もっと旅行するのに。
If I were you, I would talk to him.
もし私があなたなら、彼と話します。
このwouldは、現実の未来をそのまま予測しているわけではありません。
「もし〜だったら」という仮定の世界で起こることを表しています。
この使い方は仮定法でも詳しく学びます。
willとwouldの違い
willとwouldの主な違いを整理すると、次のようになります。
| 用法 | will | would |
| 意思 | 〜してくれますか | – |
| 未来の予測 | 〜だろう | 過去から見た未来など |
| 依頼 | 〜してくれますか | 〜していただけますか |
| 丁寧な希望 | – | would like |
| 過去の習慣 | – | よく〜したものだ |
| 仮定 | – | 〜するだろう・〜するのに |
特に大切なのは、wouldはwillの過去形としてだけ使われるわけではないという点です。
丁寧な依頼・希望・過去の習慣・仮定など、さまざまな使い方があります。
will・wouldの使い方を確認しましょう。
問題1
次の日本語を英語にしてください。
明日は雨が降るでしょう。
問題2
次の文を否定文にしてください。
She will come tomorrow.
問題3
次の文を疑問文にしてください。
He will join us.
問題4
より丁寧な依頼になるように、空欄に適切な語を入れてください。
( )you help me?
問題5
次の英文を日本語にしてください。
Would you like some coffee?
問題6
空欄に適切な語を入れてください。
I would like( )visit London.
問題7
次の英文のwouldが何を表しているか答えてください。
When I was a child, I would play here every day.
問題8
次の英文の間違いを直してください。
She will comes tomorrow.
回答を見る
問題1
It will rain tomorrow.
willを使って未来についての予測を表します。
問題2
She will not come tomorrow. / She won’t come tomorrow.
willの後ろにnotを置いて否定文を作ります。
問題3
Will he join us?
willを主語の前に置いて疑問文を作ります。
問題4
Would
Would you help me?
Would you ~ ? は丁寧な依頼に使えます。
問題5
コーヒーはいかがですか?
Would you like ~ ? は相手に何かを丁寧に勧める表現です。
問題6
to
I would like to visit London.
would like to+動詞の原形で「〜したい」と表します。
問題7
過去の習慣
「子どものころ、毎日ここでよく遊んだものです」という意味です。
問題8
She will come tomorrow.
willの後ろには動詞の原形comeを置きます。
📚️まとめ
will・wouldの重要なポイントは次のとおりです。
・willは「〜するつもりだ」という意思を表す
・willは「〜だろう」という未来の予測にも使う
・will・wouldの後ろには動詞の原形を置く
・Will you ~ ? は「〜してくれますか」という依頼を表す
・wouldはwillの過去形として使われる
・Would you ~ ? はより丁寧な依頼を表す
・would likeは丁寧な希望を表す
・wouldは「よく〜したものだ」という過去の習慣にも使う
・wouldは仮定した場合の「〜するだろう・〜するのに」にも使う
まずはwill=意思・未来の予測を基本として覚え、そのあとにwouldの丁寧な依頼・希望・過去の習慣などへ広げていきましょう。


コメント