その他の助動詞|shall・need・dare・used to・had betterなどを解説

その他の助動詞・重要表現

まずは、この記事で扱う表現を確認しましょう。

表現主な意味
shall〜しましょうか、〜しませんか
need〜する必要がある
dareあえて〜する、〜する勇気がある
used to以前は〜だった、よく〜したものだ
had better〜したほうがよい
be able to〜することができる
助動詞+have+過去分詞過去についての推量・後悔など

shallの使い方

shallは助動詞の1つで、現代英語では主に Shall I ~ ? や Shall we ~ ? の形で使われます。

Shall I ~ ?「〜しましょうか」

《Shall I + 動詞の原形 ~ ?》

で、相手に「私が〜しましょうか?」と申し出ることができます。

Shall I open the window?

窓を開けましょうか?

Shall I help you?

お手伝いしましょうか?

Shall we ~ ?「〜しましょうか」

《Shall we + 動詞の原形 ~ ?》

では、相手を誘ったり、何かを一緒にすることを提案したりできます。

Shall we go now?

そろそろ行きましょうか?

Shall we start the meeting?

会議を始めましょうか?

Shall I ~ ?=自分が〜しましょうか
Shall we ~ ?=一緒に〜しましょうか

と区別すると分かりやすいでしょう。

なお、shallにはほかの用法もありますが、日常英語を学ぶ段階では、まずこの2つを押さえておけば十分です。

needの使い方

needは「必要とする」という一般動詞としてよく使われますが、特に否定文や疑問文などでは助動詞のように使われることもあります。

一般動詞としてのneed

一般動詞として使う場合は、

《need to + 動詞の原形》

で、「〜する必要がある」という意味になります。

I need to study tonight.

私は今夜勉強する必要があります。

She needs to leave early.

彼女は早く出発する必要があります。

一般動詞なので、主語がsheの場合は needs to になります。

助動詞としてのneed

《need not+動詞の原形》

の形で「〜する必要はない」と表すことがあります。

短縮形は needn’t です。

You need not worry.

あなたは心配する必要はありません。

You needn’t come tomorrow.

あなたは明日来る必要はありません。

この場合は助動詞として働いているため、needの後ろにtoを付けず、動詞の原形を直接置きます。

ただし、日常英語では don’t need to ~ も非常によく使われます。

dareの使い方

dareには、「あえて〜する」 「〜する勇気がある」という意味があります。

一般動詞として使うことも、助動詞のように使うこともあります。

He didn’t dare to ask her.

彼は彼女に尋ねる勇気がありませんでした。

I dare not tell him the truth.

私はあえて彼に真実を話す勇気がありません。

dareは少し特殊な語なので、初心者はまず**「〜する勇気がある」**という意味を理解しておけば十分です。

How dare you ~ ?「よくも〜できるね」

dareを使った有名な表現に、

《How dare you ~ ?》

があります。

怒りや強い非難を表し、「よくも〜できるね」 「よくも〜したな」などという意味になります。

How dare you say that?

よくもそんなことが言えますね。

かなり強い表現なので、実際の会話で使う場合は注意が必要です。

used toの使い方

《used to + 動詞の原形》

は、過去の習慣や状態を表します。

日本語では「以前は〜していた」 「よく〜したものだ」などと訳します。

現在はそうではない、というニュアンスを伴うことがあります。

I used to play soccer every day.

私は以前、毎日サッカーをしていました。

She used to live in London.

彼女は以前ロンドンに住んでいました。

used toとwouldの違い

wouldにも「よく〜したものだ」という過去の習慣を表す使い方があります。

ただし、used toとwouldには違いがあります。

表現過去の習慣的な動作過去の状態
used to
would基本的に×

I used to live in Osaka.

私は以前、大阪に住んでいました。

When I was a child, I would play outside every day.

子どものころ、私は毎日よく外で遊んだものです。

liveのような過去の状態にはused toを使えます。

一方、wouldは主に「毎日遊んだ」のような繰り返された行動を表します。

used toとbe used toの違い

表現意味
used to+動詞の原形以前は〜していた
be used to+名詞・動名詞〜に慣れている

I used to get up early.

私は以前、早起きをしていました。

I am used to getting up early.

私は早起きすることに慣れています。

解説

be used toのtoは不定詞のtoではないため、後ろに動詞を置く場合は**動名詞(~ing)**にします。

見た目は似ていますが、意味も後ろの形も異なります。

had better「〜したほうがよい」

《had better + 動詞の原形》

で、「〜したほうがよい」という意味になります。

You had better go home now.

あなたはもう家に帰ったほうがよいです。

We had better leave early.

私たちは早めに出発したほうがよいです。

hadとありますが、過去の意味ではありません。

現在や未来について「そうしたほうがよい」と助言するときに使います。

had betterとshouldの違い

had betterとshouldは、どちらも「〜したほうがよい」と訳せます。

ただし、had betterのほうが一般的に強い忠告になります。

表現ニュアンス
should〜したほうがよい
had better〜したほうがよい、そうしないと困ったことになる

You should see a doctor.

医者に診てもらったほうがよいです。

You had better see a doctor.

医者に診てもらったほうがよいですよ。

had betterの否定文

《had better not + 動詞の原形》

で「〜しないほうがよい」という意味になります。

You had better not be late.

遅刻しないほうがよいですよ。

We had better not tell him.

私たちは彼に言わないほうがよいでしょう。

notはhadの直後ではなく、betterの後ろに置きます。

had not better としないように注意しましょう。

be able to「〜することができる」

《be able to + 動詞の原形》

は、「〜することができる」という意味です。

canと非常によく似ています。

I am able to speak English.

私は英語を話すことができます。

She was able to solve the problem.

彼女はその問題を解くことができました。

日常的な能力ならcanのほうが簡潔で一般的です。

一方、be able toは形を変えることで、canでは表しにくい時制や文法構造でも使えます。


am / is / are able to
was / were able to


のように使います。

will be able to「〜できるようになる」

canには通常、will canという形はありません。

未来に「〜できるだろう」「〜できるようになる」と表したい場合は、

《will be able to + 動詞の原形》

を使えます。

I will be able to drive next year.

私は来年、車を運転できるようになるでしょう。

She will be able to speak English better.

彼女はもっと上手に英語を話せるようになるでしょう。

基本的に助動詞を2つ続けて will can とすることはできません。

助動詞+完了形

助動詞の後ろに、have + 過去分詞を続けると、過去の出来事について推量・後悔・批判などを表すことができます。

《助動詞 + have + 過去分詞》

表現主な意味
may have+過去分詞〜したかもしれない
might have+過去分詞〜したかもしれない
must have+過去分詞〜したに違いない
should have+過去分詞〜すべきだった
could have+過去分詞〜できたのに・〜した可能性がある

may have・might have+過去分詞

「〜したかもしれない」と推量するときに使います。

《may have+過去分詞 》
《 might have+過去分詞》

She may have forgotten the meeting.

彼女は会議のことを忘れたのかもしれません。

He might have missed the train.

彼は電車に乗り遅れたのかもしれません。

must have+過去分詞

「〜したに違いない」という過去についての強い確信を表します。

《must have+過去分詞》

She must have been tired.

彼女は疲れていたに違いありません。

He must have forgotten my name.

彼は私の名前を忘れたに違いありません。

現在について「〜に違いない」なら must+動詞の原形、過去についてなら must have+過去分詞 と考えると分かりやすいです。

should have+過去分詞

「〜すべきだった」という実際にはしなかったことについて、後悔や批判を表します。

《should have+過去分詞》

I should have studied harder.

私はもっと一生懸命勉強するべきでした。

解説

「実際には十分に勉強しなかった」というニュアンスがあります。

You should have called me.

あなたは私に電話するべきでした。

shouldn’t have+過去分詞

「〜すべきではなかった」という実際にはしてしまったことへの後悔や批判を表します。

《shouldn’t have+過去分詞》

I shouldn’t have said that.

私はそんなことを言うべきではありませんでした。

You shouldn’t have eaten so much.

あなたはそんなにたくさん食べるべきではありませんでした。

should have=するべきだったのに、しなかった
shouldn’t have=するべきではなかったのに、してしまった


と対比すると覚えやすくなります。

could have+過去分詞

could have+過去分詞にはいくつかの使い方がありますが、特に重要なのが、
「〜できたのに」という過去の可能性です。

《could have+過去分詞》

I could have helped you.

私はあなたを助けることができたのに。

We could have won the game.

私たちはその試合に勝てたかもしれないのに。

「実際にはそうしなかった・そうならなかった」というニュアンスを持つ場合があります。

また、文脈によっては「〜した可能性がある」という過去の可能性を表すこともあります。

✏️ 練習問題

その他の助動詞・重要表現の使い方を確認しましょう。

問題1
次の日本語を英語にしてください。
窓を開けましょうか?

問題2
空欄に適切な語を入れてください。
I used(   )play soccer every day.

問題3
次の英文を日本語にしてください。
You had better go home now.

問題4
次の英文の間違いを直してください。
I will can drive next year.

問題5
次の2つの文の意味の違いを答えてください。
I used to get up early.
I am used to getting up early.

問題6
次の日本語を英語にしてください。
彼女は会議のことを忘れたのかもしれません。

問題7
次の日本語を英語にしてください。
彼は疲れていたに違いありません。

問題8
次の英文を日本語にしてください。
I should have studied harder.

問題9
次の英文を日本語にしてください。
You shouldn’t have said that.

問題10
空欄に適切な語を入れてください。
She might(   )(   )the train.
彼女は電車に乗り遅れたのかもしれません。

回答を見る

問題1
Shall I open the window?
Shall I ~ ? で「私が〜しましょうか」と申し出ることができます。

問題2
to
I used to play soccer every day.
used to+動詞の原形で過去の習慣を表します。

問題3
あなたはもう家に帰ったほうがよいです。
had betterは比較的強い忠告を表します。

問題4
I will be able to drive next year.
willとcanを続けることはできないため、未来の「〜できる」はwill be able toで表せます。

問題5
I used to get up early.=私は以前、早起きをしていました。
I am used to getting up early.=私は早起きすることに慣れています。
used toとbe used toでは意味も後ろの形も異なります。

問題6
She may have forgotten the meeting.
may have+過去分詞で過去について「〜したかもしれない」と推量します。

問題7
He must have been tired.
must have+過去分詞で「〜したに違いない」と過去について強く推量します。

問題8
私はもっと一生懸命勉強するべきでした。
should have+過去分詞は、過去についての後悔や批判などを表します。

問題9
あなたはそんなことを言うべきではありませんでした。
shouldn’t have+過去分詞は「するべきではなかったのに、実際にはした」という意味を表せます。

問題10
have missed
She might have missed the train.
might have+過去分詞で過去についての可能性を表します。

📚️まとめ

・Shall I ~ ? は「〜しましょうか」という申し出を表す
・Shall we ~ ? は「〜しましょうか」という提案を表す
・need toは「〜する必要がある」を表す
・need notは「〜する必要はない」を表す
・dareは「〜する勇気がある・あえて〜する」を表す
・used toは過去の習慣・状態を表す
・be used toは「〜に慣れている」という別の表現
・had betterは比較的強い「〜したほうがよい」を表す
・be able toは「〜することができる」を表す
・will be able toで未来の「〜できる」を表せる
・助動詞+have+過去分詞で、過去についての推量・後悔などを表せる

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