英語の「分詞」には、現在分詞と過去分詞の2種類があります。
現在分詞は「動詞+ing」、過去分詞は「動詞の過去分詞形」を使い、名詞の状態や様子を説明することができます。
この記事では、分詞とは何か、現在分詞と過去分詞にはどのような違いがあるのかを、例文とともに基礎から解説します。
分詞とは?
分詞とは、動詞を変化させて、形容詞のように使う形です。
たとえば、run(走る)という動詞をrunningにすると、「走っている」という意味で名詞を説明できます。
runningは動詞runから作られていますが、ここではboyを説明しています。
このように、動詞の性質を持ちながら、形容詞のように名詞などを説明するものが分詞です。
分詞には、次の2種類があります。
| 種類 | 基本の形 | 基本的な意味 |
| 現在分詞 | 動詞+ing | 能動・進行 |
| 過去分詞 | 過去分詞形 | 受動・完了 |
「現在」「過去」という名前が付いていますが、現在分詞=現在、過去分詞=過去という意味ではありません。
まずは「現在分詞は能動・進行」「過去分詞は受動・完了」というイメージで覚えましょう。
現在分詞とは?
現在分詞は、基本的に動詞の原形+ingで作ります。
play → playing
study → studying
run → running
make → making
現在分詞には、主に**「〜している」という能動・進行のイメージ**があります。
現在分詞の「能動」
現在分詞が名詞を説明するとき、その名詞自身が動作を行っている場合があります。
cryingではbaby自身が「泣く」という動作をしています。
sleepingでもdog自身が「眠る」という動作をしています。
このように、説明される名詞がその動作を行っている場合は、現在分詞が使われます。
現在分詞の「進行」
現在分詞は、be動詞+現在分詞の形で進行形を作るときにも使われます。
studyingやplayingも現在分詞です。
ただし、この場合は名詞を修飾するのではなく、be動詞と組み合わせて進行形を作っています。
「動詞+ing」だからすべて動名詞というわけではありません。
動名詞は「〜すること」という名詞の働きをしますが、現在分詞は進行形を作ったり、名詞の状態・様子を説明したりします。
過去分詞とは?
過去分詞は、動詞の活用の1つです。
規則動詞では基本的に「動詞+ed」となります。
play → played
use → used
close → closed
一方、不規則動詞では形がさまざまに変化します。
break → broken
write → written
eat → eaten
speak → spoken
過去分詞には、主に**「〜された」という受動のイメージ**があります。
過去分詞の「受動」
broken windowでは、windowが自分で何かを壊したのではなく、「壊された・壊れている」側です。
used bikeも「誰かが使った自転車」、つまり「使われた自転車」を表しています。
名詞が「〜する側」なら現在分詞、「〜される側」なら過去分詞と考えると、違いを判断しやすくなります。
現在分詞と過去分詞の違い
現在分詞と過去分詞で迷ったときは、説明される名詞と動詞の関係を考えましょう。
| 分詞 | 関係 | イメージ |
| 現在分詞 | 能動 | 名詞が「〜する」 |
| 過去分詞 | 受動 | 名詞が「〜される」 |
たとえば、次の2つを比較してみましょう。
boilingは「沸騰している」という進行の意味です。
一方、boiledは「ゆでられた」という受動・完了した状態を表しています。
分詞が名詞を修飾する位置
分詞は形容詞のように名詞を説明できますが、分詞だけで説明する場合とほかの語を伴う場合では、置く位置が変わることがあります。
分詞1語なら名詞の前
分詞だけで名詞を修飾する場合は、基本的に名詞の前に置きます。
《分詞 + 名詞》
2語以上なら名詞の後ろ
分詞に目的語や修飾語などが付いて長くなる場合は、基本的に名詞の後ろから説明します。
《名詞 + 分詞を中心とした語句》
playingだけではなくplaying the pianoというまとまりでgirlを説明しています。
同じように、made by my motherというまとまりがcakeを説明しています。
基本は「1語なら名詞の前、2語以上のまとまりなら名詞の後ろ」と覚えておくと分かりやすいです。
分詞と関係代名詞の関係
名詞の後ろに置かれる分詞は、関係代名詞を使った文と似た意味を表すことがあります。
これは、
The boy **who is running in the park** is Ken.
と考えることができます。
過去分詞でも同じです。
これは、
The book **which is written in English** is difficult.
と似た意味になります。
分詞を使うことで、名詞を後ろからコンパクトに説明できます。
感情を表す現在分詞と過去分詞
現在分詞と過去分詞で特に間違えやすいのが、exciting / excited、interesting / interestedなどの感情を表す表現です。
基本的には、
・現在分詞:感情を与える側
・過去分詞:感情を感じる側
と考えます。
excitingとexcited
映画は「わくわくさせる側」なのでexciting、人は「わくわくさせられる側」なのでexcitedです。
interestingとinterested
✕ I am interesting in English.
○ I am interested in English.
「私は英語に興味があります」と言いたい場合、Iは興味を感じる側なのでinterestedを使います。
感情を表す代表的な分詞も確認しておきましょう。
| 現在分詞 | 過去分詞 | 意味 |
| exciting | excited | わくわくさせる / わくわくした |
| interesting | interested | 興味を持たせる / 興味を持った |
| surprising | surprised | 驚かせる / 驚いた |
| boring | bored | 退屈させる / 退屈した |
| tiring | tired | 疲れさせる / 疲れた |
| confusing | confused | 混乱させる / 混乱した |
現在分詞と動名詞の違い
現在分詞と動名詞は、どちらも**「動詞+ing」**の形をしています。
違いは、文の中での働きです。
現在分詞
現在分詞は、名詞を説明したり、進行形を作ったりします。
swimmingはboyを説明しているため、現在分詞です。
動名詞
動名詞は「〜すること」という名詞の働きをします。
Swimmingが文の主語になっているため、こちらは動名詞です。
形だけを見るのではなく、文の中でどのような働きをしているかを確認することが大切です。
問題1|空欄に適切な語を入れましょう。
The( )baby is my brother.
crying / cried
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crying
「泣いている赤ちゃん」という意味です。baby自身がcry(泣く)という動作をしているため、現在分詞cryingを使います。
問題2|空欄に適切な語を入れましょう。
I found a( )window.
breaking / broken
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broken
windowは「壊す側」ではなく、「壊された・壊れている側」なので、過去分詞brokenを使います。
問題3|空欄に適切な語を入れましょう。
The movie was very( ).
exciting / excited
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exciting
movieは人を「わくわくさせる側」なので、現在分詞excitingを使います。
問題4|空欄に適切な語を入れましょう。
I was( )by the news.
surprising / surprised
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surprised
Iは驚きを「感じる側」なので、過去分詞surprisedを使います。
問題5|次の英文のswimmingは「現在分詞」と「動名詞」のどちらでしょうか。
The girl swimming in the pool is my sister.
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現在分詞
swimming in the poolがgirlを説明しています。「プールで泳いでいる女の子」という意味で、名詞girlを修飾しているため現在分詞です。
📚️まとめ
分詞には、現在分詞と過去分詞があります。
・現在分詞は「動詞+ing」の形
・現在分詞は主に「能動・進行」を表す
・過去分詞は主に「受動・完了」を表す
・分詞は形容詞のように名詞を修飾できる
・基本的に1語なら名詞の前、2語以上なら名詞の後ろに置く
・感情を与える側には現在分詞、感じる側には過去分詞を使う
・現在分詞と動名詞は形が同じでも、文中での働きが異なる
まずは、**「〜する側=現在分詞」「〜される側=過去分詞」**という違いを意識して英文を見ることから始めましょう。
次の記事では、補語として使われる分詞や、知覚動詞・haveなどと組み合わせる**「分詞の使い方」**を詳しく解説します。


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