分詞とは|現在分詞・過去分詞の基本をわかりやすく解説

英語の「分詞」には、現在分詞と過去分詞の2種類があります。

現在分詞は「動詞+ing」、過去分詞は「動詞の過去分詞形」を使い、名詞の状態や様子を説明することができます。

この記事では、分詞とは何か、現在分詞と過去分詞にはどのような違いがあるのかを、例文とともに基礎から解説します。

分詞とは?

分詞とは、動詞を変化させて、形容詞のように使う形です。
たとえば、run(走る)という動詞をrunningにすると、「走っている」という意味で名詞を説明できます。

Look at the running boy.
走っている男の子を見てください。

runningは動詞runから作られていますが、ここではboyを説明しています。

このように、動詞の性質を持ちながら、形容詞のように名詞などを説明するものが分詞です。

分詞には、次の2種類があります。

種類基本の形基本的な意味
現在分詞動詞+ing能動・進行
過去分詞過去分詞形受動・完了
💡 ポイント

「現在」「過去」という名前が付いていますが、現在分詞=現在、過去分詞=過去という意味ではありません。

まずは「現在分詞は能動・進行」「過去分詞は受動・完了」というイメージで覚えましょう。

現在分詞とは?

現在分詞は、基本的に動詞の原形+ingで作ります。

play → playing
study → studying
run → running
make → making

現在分詞には、主に**「〜している」という能動・進行のイメージ**があります。

現在分詞の「能動」

現在分詞が名詞を説明するとき、その名詞自身が動作を行っている場合があります。

The crying baby is my sister.
泣いている赤ちゃんは私の妹です。
Look at the sleeping dog.
眠っている犬を見てください。

cryingではbaby自身が「泣く」という動作をしています。

sleepingでもdog自身が「眠る」という動作をしています。

このように、説明される名詞がその動作を行っている場合は、現在分詞が使われます。

現在分詞の「進行」

現在分詞は、be動詞+現在分詞の形で進行形を作るときにも使われます。

She is studying English.
彼女は英語を勉強しています。
They are playing soccer.
彼らはサッカーをしています。

studyingやplayingも現在分詞です。

ただし、この場合は名詞を修飾するのではなく、be動詞と組み合わせて進行形を作っています。

⚠️ 注意

「動詞+ing」だからすべて動名詞というわけではありません。

動名詞は「〜すること」という名詞の働きをしますが、現在分詞は進行形を作ったり、名詞の状態・様子を説明したりします。

過去分詞とは?

過去分詞は、動詞の活用の1つです。

規則動詞では基本的に「動詞+ed」となります。

play → played
use → used
close → closed

一方、不規則動詞では形がさまざまに変化します。

break → broken
write → written
eat → eaten
speak → spoken

過去分詞には、主に**「〜された」という受動のイメージ**があります。

過去分詞の「受動」

This is a broken window.
これは壊れた窓です。
I found a used bike.
私は使われた自転車を見つけました。

broken windowでは、windowが自分で何かを壊したのではなく、「壊された・壊れている」側です。

used bikeも「誰かが使った自転車」、つまり「使われた自転車」を表しています。

💡 ポイント

名詞が「〜する側」なら現在分詞、「〜される側」なら過去分詞と考えると、違いを判断しやすくなります。

現在分詞と過去分詞の違い

現在分詞と過去分詞で迷ったときは、説明される名詞と動詞の関係を考えましょう。

分詞関係イメージ
現在分詞能動名詞が「〜する」
過去分詞受動名詞が「〜される」

たとえば、次の2つを比較してみましょう。

a boiling pot
沸騰している鍋
boiled eggs
ゆでられた卵

boilingは「沸騰している」という進行の意味です。

一方、boiledは「ゆでられた」という受動・完了した状態を表しています。

分詞が名詞を修飾する位置

分詞は形容詞のように名詞を説明できますが、分詞だけで説明する場合とほかの語を伴う場合では、置く位置が変わることがあります。

分詞1語なら名詞の前

分詞だけで名詞を修飾する場合は、基本的に名詞の前に置きます。

《分詞 + 名詞》

a sleeping baby
眠っている赤ちゃん
a broken chair
壊れた椅子

2語以上なら名詞の後ろ

分詞に目的語や修飾語などが付いて長くなる場合は、基本的に名詞の後ろから説明します。

《名詞 + 分詞を中心とした語句》

The girl playing the piano is my sister.
ピアノを弾いている女の子は私の姉です。
The cake made by my mother was delicious.
母によって作られたケーキはおいしかったです。

playingだけではなくplaying the pianoというまとまりでgirlを説明しています。

同じように、made by my motherというまとまりがcakeを説明しています。

💡 ポイント

基本は「1語なら名詞の前、2語以上のまとまりなら名詞の後ろ」と覚えておくと分かりやすいです。

分詞と関係代名詞の関係

名詞の後ろに置かれる分詞は、関係代名詞を使った文と似た意味を表すことがあります。

The boy running in the park is Ken.
公園で走っている男の子はケンです。

これは、

The boy **who is running in the park** is Ken.

と考えることができます。

過去分詞でも同じです。

The book written in English is difficult.
英語で書かれたその本は難しいです。

これは、

The book **which is written in English** is difficult.

と似た意味になります。

分詞を使うことで、名詞を後ろからコンパクトに説明できます。

感情を表す現在分詞と過去分詞

現在分詞と過去分詞で特に間違えやすいのが、exciting / excited、interesting / interestedなどの感情を表す表現です。

基本的には、
・現在分詞:感情を与える側
・過去分詞:感情を感じる側
と考えます。

excitingとexcited

The movie was exciting.
その映画はわくわくするものでした。
I was excited about the movie.
私はその映画にわくわくしました。

映画は「わくわくさせる側」なのでexciting、人は「わくわくさせられる側」なのでexcitedです。

interestingとinterested

This book is interesting.
この本はおもしろいです。
I am interested in this book.
私はこの本に興味があります。
✕ よくある間違い

✕ I am interesting in English.

○ I am interested in English.

「私は英語に興味があります」と言いたい場合、Iは興味を感じる側なのでinterestedを使います。

感情を表す代表的な分詞も確認しておきましょう。

現在分詞過去分詞意味
excitingexcitedわくわくさせる / わくわくした
interestinginterested興味を持たせる / 興味を持った
surprisingsurprised驚かせる / 驚いた
boringbored退屈させる / 退屈した
tiringtired疲れさせる / 疲れた
confusingconfused混乱させる / 混乱した

現在分詞と動名詞の違い

現在分詞と動名詞は、どちらも**「動詞+ing」**の形をしています。

違いは、文の中での働きです。

現在分詞

現在分詞は、名詞を説明したり、進行形を作ったりします。

Look at the swimming boy.
泳いでいる男の子を見てください。

swimmingはboyを説明しているため、現在分詞です。

動名詞

動名詞は「〜すること」という名詞の働きをします。

Swimming is good exercise.
泳ぐことはよい運動です。

Swimmingが文の主語になっているため、こちらは動名詞です。

💡 ポイント

形だけを見るのではなく、文の中でどのような働きをしているかを確認することが大切です。

✏️ 練習問題

問題1|空欄に適切な語を入れましょう。

The(   )baby is my brother.
crying / cried

回答を見る

crying

「泣いている赤ちゃん」という意味です。baby自身がcry(泣く)という動作をしているため、現在分詞cryingを使います。

問題2|空欄に適切な語を入れましょう。

I found a(   )window.
breaking / broken

回答を見る

broken

windowは「壊す側」ではなく、「壊された・壊れている側」なので、過去分詞brokenを使います。

問題3|空欄に適切な語を入れましょう。

The movie was very(   ).
exciting / excited

回答を見る

exciting

movieは人を「わくわくさせる側」なので、現在分詞excitingを使います。

問題4|空欄に適切な語を入れましょう。

I was(   )by the news.
surprising / surprised

回答を見る

surprised

Iは驚きを「感じる側」なので、過去分詞surprisedを使います。

問題5|次の英文のswimmingは「現在分詞」と「動名詞」のどちらでしょうか。

The girl swimming in the pool is my sister.

回答を見る

現在分詞

swimming in the poolがgirlを説明しています。「プールで泳いでいる女の子」という意味で、名詞girlを修飾しているため現在分詞です。

📚️まとめ

分詞には、現在分詞と過去分詞があります。
・現在分詞は「動詞+ing」の形
・現在分詞は主に「能動・進行」を表す
・過去分詞は主に「受動・完了」を表す
・分詞は形容詞のように名詞を修飾できる
・基本的に1語なら名詞の前、2語以上なら名詞の後ろに置く
・感情を与える側には現在分詞、感じる側には過去分詞を使う
・現在分詞と動名詞は形が同じでも、文中での働きが異なる

まずは、**「〜する側=現在分詞」「〜される側=過去分詞」**という違いを意識して英文を見ることから始めましょう。
次の記事では、補語として使われる分詞や、知覚動詞・haveなどと組み合わせる**「分詞の使い方」**を詳しく解説します。

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