must・have to|意味と使い方・違いをゼロからわかりやすく解説

must・have toの基本

mustとhave toは、どちらも「〜しなければならない」という義務や必要を表します

《must /have to + 動詞の原形》

表現主な意味
must〜しなければならない
〜に違いない
have toto〜しなければならない
〜する必要がある

You must study hard.

あなたは一生懸命勉強しなければなりません。

I have to get up early tomorrow.

私は明日早起きしなければなりません。

mustの使い方①「〜しなければならない」

mustの基本的な意味は、**「〜しなければならない」**です。

強い義務や必要を表します。

《主語 + must + 動詞の原形》

I must finish this work today.

私は今日この仕事を終えなければなりません。

Students must follow the rules.

生徒は規則を守らなければなりません。

mustは、話し手が「これは必要だ」「そうするべきだ」と強く考えているときによく使われます。
また、規則や指示などで強い義務を表す場合にも使われます。

また、mustの後ろには、主語に関係なく動詞の原形を置きます
主語がhe・she・itでも、動詞に三単現の s は付きません。

mustの否定文「〜してはいけない」

must notは、**「〜してはいけない」**という禁止を表します。

短縮形は mustn’t です。

《must not + 動詞の原形》

You must not smoke here.

ここでタバコを吸ってはいけません。

You mustn’t touch this machine.

この機械に触ってはいけません。

ここは非常に重要です。

mustの肯定文が「〜しなければならない」だからといって、must notを「〜しなくてもよい」と考えてはいけません。

must not=禁止「〜してはいけない」


と覚えましょう。

mustの疑問文

mustを使った疑問文では、mustを主語の前に置きます。

《Must + 主語 + 動詞の原形 ~ ?》


〜しなければなりませんか?」という意味になります。

Must I finish this today?

私はこれを今日終えなければなりませんか?

Must we leave now?

私たちは今出発しなければなりませんか?

ただし、日常会話では Do I have to ~ ? の形が使われることも多くあります。

Must I ~ ? への答え方

Must I ~ ? に「はい」と答える場合は、mustを使えます。

Yes, you must.

一方、「いいえ、する必要はありません」と答える場合は、must notを使わないことが重要です。

Must I go now?

私は今行かなければなりませんか?

Yes, you must.

はい、行かなければなりません。

No, you don’t have to.

いいえ、行く必要はありません。

No, you mustn’t. とすると、「いいえ、行ってはいけません」という禁止の意味になってしまいます。

mustの使い方②「〜に違いない」

mustには、義務とは別に強い確信・推量を表す使い方があります。

この場合は、「〜に違いない」という意味になります。

《must + 動詞の原形》

He must know the answer.

彼はその答えを知っているに違いありません。

This must be the right place.

ここが正しい場所に違いありません。

このmustは「何かをしなければならない」という義務ではありません。

状況や根拠から、話し手がかなり確信していることを表しています。

have toの使い方「〜しなければならない」

have toも、**「〜しなければならない」「〜する必要がある」**という義務・必要を表します。

《主語 + have to + 動詞の原形》

I have to work tomorrow.

私は明日働かなければなりません。

We have to leave early.

私たちは早く出発しなければなりません。

mustと意味はよく似ていますが、have toは規則・予定・状況などによって必要になることを表すときによく使われます。

have toは主語によって形が変わる

mustは主語が変わっても形が変わりません。

一方、have toのhaveは一般動詞なので、主語が三人称単数の場合は has to になります

I have to study tonight.

私は今夜勉強しなければなりません。

She has to study tonight.

彼女は今夜勉強しなければなりません。

主語がsheなので、2つ目の文では have to → has to に変わっています

have toの否定文「〜する必要はない」

have toの否定文では、do not・does notを使います。

《主語 + don’t / doesn’t have to + 動詞の原形》

意味は、「〜する必要はない」「〜しなくてもよい」です。

You don’t have to come tomorrow.

あなたは明日来る必要はありません。

She doesn’t have to work today.

彼女は今日働く必要はありません。

「必要がない」というだけなので、実際にしても問題ありません。

ここがmust notとの大きな違いです。

must notとdon’t have toの違い

must・have toで特に間違えやすいのが、この2つです。

意味表現
must not〜してはいけない
don’t have to〜する必要はない、
〜しなくてもよい

You must not enter this room.

この部屋に入ってはいけません。

解説

入ることを禁止しています。

You don’t have to enter this room.

この部屋に入る必要はありません。

解説

「入る必要はない」というだけで、入ってはいけないという意味ではありません。

have toの疑問文

have toは一般動詞と同じように、do・doesを使って疑問文を作ります。

《Do / Does + 主語 + have to + 動詞の原形 ~ ?》

Do I have to wear a uniform?

私は制服を着なければなりませんか?

Does she have to work tomorrow?

彼女は明日働かなければなりませんか?

Doesを使った場合でも、後ろは has toではなくhave to になります。

doesに三単現の要素が含まれているため、haveは原形に戻します。

mustには過去形がない

mustには、通常の意味での過去形がありません。

過去の「〜しなければならなかった」を表すときは、had toを使います。

《had to + 動詞の原形の形》

I had to work yesterday.

私は昨日働かなければなりませんでした。

She had to leave early.

彼女は早く帰らなければなりませんでした。

had toは主語によって形が変わりません。

I・you・he・sheなど、どの主語でも had to を使います。

未来の義務はwill have to

未来に「〜しなければならない」と言いたい場合は、

《will have to + 動詞の原形》


を使うことができます。

I will have to study harder.

私はもっと一生懸命勉強しなければならないでしょう。

We will have to leave early tomorrow.

私たちは明日早く出発しなければならないでしょう。

このようにhave toは、

have to(現在) → had to(過去) → will have to(未来)

時制に合わせて使えるのが特徴です。

must・have toの使い分け

最後に、重要な違いを整理しましょう。

用法musthave to
現在の義務〜しなければならない〜しなければならない
強い確信〜に違いない
否定〜してはいけない〜する必要はない
三人称単数mustのままhas to
過去通常had toを使うhad to
未来have toを使うことが多いwill have to

特に重要なのは、肯定文では意味が似ていても、否定文では意味が大きく変わることです。

must not=禁止
don’t have to=必要がない


この違いは必ず覚えておきましょう。

✏️ 練習問題

must・have toの使い方を確認しましょう。

問題1
次の日本語を英語にしてください。
私は今日この仕事を終えなければなりません。

問題2
空欄に適切な語を入れてください。
She(   )to get up early.
彼女は早起きしなければなりません。

問題3
次の英文を日本語にしてください。
You must not smoke here.

問題4
次の英文を日本語にしてください。
You don’t have to come tomorrow.

問題5
次の文を疑問文にしてください。
She has to work today.

問題6
次の英文の間違いを直してください。
He must studies English.

問題7
次の日本語を英語にしてください。
私は昨日働かなければなりませんでした。

問題8
次の英文のmustが「義務」と「強い確信」のどちらを表しているか答えてください。
She must be tired.

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問題1
I must finish this work today.
mustの後ろには動詞の原形finishを置きます。

問題2
has
She has to get up early.
主語がsheなのでhave toはhas toになります。

問題3
ここでタバコを吸ってはいけません。
must notは「〜してはいけない」という禁止を表します。

問題4
あなたは明日来る必要はありません。
don’t have toは「〜する必要はない」という意味です。

問題5
Does she have to work today?
doesを使うため、hasはhaveに戻します。

問題6
He must study English.
mustの後ろには動詞の原形studyを使います。

問題7
I had to work yesterday.
過去の「〜しなければならなかった」はhad toで表します。

問題8
強い確信
「彼女は疲れているに違いありません」という意味です。

📚️まとめ

must・have toの重要なポイントは次のとおりです。

・must・have toはどちらも「〜しなければならない」を表す
・mustの後ろには動詞の原形を置く
・have toは三人称単数でhas toになる
・must notは「〜してはいけない」という禁止を表す
・don’t have toは「〜する必要はない」を表す
・mustには「〜に違いない」という強い確信の意味もある
・過去の義務はhad toで表す
・未来の義務はwill have toで表せる

まずは**must・have to=「〜しなければならない」**という共通点を覚え、そのうえで must notとdon’t have toの違いをしっかり理解しましょう。

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