英語で「AはBと同じくらい〜です」と表したいときは、原級を使った比較表現を使います。
原級の基本となるのが「as ~ as」の形です。
この記事では、原級とは何か、as ~ asの基本的な使い方や否定文、倍数表現などを分かりやすく解説します。
1. 原級とは?
原級とは、形容詞や副詞のもとの形のことです。
たとえば、次のようになります。
| 原級 | 比較級 | 最上級 |
| tall | taller | tallest |
| large | larger | largest |
| beautiful | more beautiful | most beautiful |
| good | better | best |
tall・beautiful・goodなど、比較級や最上級に変化する前の形が「原級」です。
原級を使った比較では、主に2つのものが同じ程度であることを表します。
2. as ~ asの基本
「AはBと同じくらい〜です」は、
as + 原級 + as
で表します。
「最初のas」と「後ろのas」の間には、形容詞または副詞の原級を入れます。
A + 動詞 + as + 原級 + as + B
=「AはBと同じくらい〜」
ここで重要なのは、2つのasの間には比較級ではなく原級を入れることです。
as ~ asの「~」には形容詞・副詞の原級を入れます。
as tall as ○
as taller as ×
3. 形容詞と副詞のas ~ as
as ~ asでは、形容詞と副詞のどちらも使えます。
形容詞を使う場合
人やものの性質・状態を比較するときは、形容詞を使います。
largeやinterestingは、それぞれ部屋や映画の性質を表す形容詞です。
副詞を使う場合
動作の速さや上手さなどを比較するときは、副詞を使います。
fastやfluentlyは、runやspeaksという動作を修飾しています。
4. not as ~ as「〜ほど…ではない」
2つのものが同じ程度ではない場合は、
not as + 原級 + as
を使います。
A + 動詞 + not as + 原級 + as + B
=「AはBほど〜ではない」
ここで注意したいのが、単に「同じではない」という意味ではないことです。
Tom is not as tall as Ken.
なら、
Tom < Ken
という関係になり、
「トムよりケンの方が背が高い」という意味になります。
not so + 原級 + as
否定文では、not so + 原級 + asという形も使えます。
基本的な意味は not as ~ as と同じです。
まずは、より一般的なnot as ~ asを覚えておけば問題ありません。
5. 倍数+as ~ as
as ~ asの前に倍数を置くと、
「AはBの○倍〜」という表現ができます。
倍数 + as + 原級 + as
| 表現 | 意味 |
| twice as ~ as | 〜の2倍… |
| three times as ~ as | 〜の3倍… |
| four times as ~ as | 〜の4倍… |
| half as ~ as | 〜の半分… |
「2倍」はtwiceを使うのが一般的です。
3倍以上では、three times・four times・five timesのように表します。
6. as ~ as possible「できるだけ〜」
as ~ asには、比較以外にも重要な表現があります。
as + 原級 + as possible
=「できるだけ〜」
特に as soon as possible は非常によく使われる表現です。
略してASAPと表記されることもあります。
7. as ~ as one can「できるだけ〜」
as〜as possible と似た表現もあります。
as + 原級 + as + 主語 + can
=「できるだけ〜」
現在・未来のことならcan、過去のことならcouldを使います。
as fast as possible
= できるだけ速く
as fast as I can
= 私ができるだけ速く
のように考えると分かりやすいでしょう。
8. よくある間違い
❌️as ~ asの間に比較級を入れる
as ~ asを使うときによくある間違いが、比較級を入れてしまうことです。
× Tom is as taller as Ken.
○ Tom is as tall as Ken.
トムはケンと同じくらい背が高いです。
as ~ asの間には比較級ではなく原級を使います。
tall → tallerのように変化させる必要はありません。
as + tall + asのように、もとの形をそのまま使います。
9. 原級比較の作り方
まずは、「何と何を比べるのか」を確認します。
Tom と Ken を比較する
次に、比べたい性質や程度を表す原級を選びます。
「背が高い」= tall
最後に、原級を2つのasではさんで文を作ります。
Tom is as tall as Ken.
10. 練習問題
問題1|空欄に適切な形を入れましょう。
Tom is as( )as Ken.
tall / taller
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tall
as ~ asの間には比較級ではなく原級を入れるため、tallを使います。
問題2|空欄に適切な語を入れましょう。
This bag is( )expensive( )that one.
「このバッグはあのバッグと同じくらい高価です。」
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as / as
「〜と同じくらい…」はas + 原級 + asで表します。
問題3|次の日本語を英語にしましょう。
この本はあの本ほど難しくありません。
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This book is not as difficult as that one.
「〜ほど…ではない」はnot as + 原級 + asを使います。
問題4|空欄に適切な語を入れましょう。
This room is( )as large as mine.
「この部屋は私の部屋の2倍の広さです。」
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twice
「〜の2倍…」はtwice as + 原級 + asで表します。
問題5|次の日本語を英語にしましょう。
できるだけ早く来てください。
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Please come as soon as possible.
「できるだけ〜」はas + 原級 + as possibleで表します。
11. まとめ
原級比較では、as + 原級 + asが基本となります。
・as + 原級 + as → 〜と同じくらい…
・not as + 原級 + as → 〜ほど…ではない
・twice as + 原級 + as → 〜の2倍…
・as + 原級 + as possible → できるだけ〜
・asとasの間には比較級ではなく原級を使う
まずは、**「as ~ as=〜と同じくらい」**という基本をしっかり覚えておきましょう。
次は、2つのものに差があるときに使う**「比較級」**を学ぶと、比較表現への理解がさらに深まります。


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