比較級の使い方|-er・more・thanを使った比較

英語で「AはBより〜です」のように、2つのものを比べて違いを表すときに使うのが比較級です。

比較級では、形容詞・副詞を taller や more beautiful のような形に変化させ、基本的に than と一緒に使います。

この記事では、比較級の作り方からthanの使い方、比較級を使った重要表現まで分かりやすく解説します。

1. 比較級とは?

比較級とは、2つの人やものを比べて、「AはBより〜」と表す形です。

たとえば、tall(背が高い)を比較級にすると taller になります。

Tom is taller than Ken.
トムはケンより背が高いです。

この文では、TomとKenの身長を比べて、Tomの方が背が高いことを表しています。

▼比較級の基本形

A + 動詞 + 比較級 + than + B
=「AはBより〜」

💡 ポイント

比較級は、基本的に2つの人やものに差があるときに使います。

tall → taller
beautiful → more beautiful

2. 比較級の作り方

比較級には、大きく分けて2つの作り方があります。

① 語尾に-erをつける
② 前にmoreをつける

どちらを使うかは、形容詞・副詞によって異なります。

基本は-erをつける

比較的短い語では、語尾に -er をつけます。

原級比較級意味
talltallerより背が高い
smallsmallerより小さい
youngyoungerより若い
fastfasterより速い

語尾がeなら-rだけをつける

原級比較級意味
largelargerより大きい
nicenicerよりすてきな
safesaferより安全な

「子音字+y」はyをiに変えて-er

原級比較級意味
easyeasierより簡単な
busybusierより忙しい
happyhappierより幸せな

語尾の子音字を重ねる場合

big → bigger のように、最後の子音字を重ねて-erをつけるものもあります。

原級比較級意味
bigbiggerより大きい
hothotterより暑い
thinthinnerより薄い・細い

3. moreを使う比較級

比較的長い形容詞・副詞では、語尾に-erをつけず、前にmoreを置きます。

more + 原級
=「より〜」

This book is more interesting than that one.
この本はあの本よりおもしろいです。
This bag is more expensive than that one.
このバッグはあのバッグより高価です。

代表的なものを確認しておきましょう。

原級比較級
beautifulmore beautiful
interestingmore interesting
difficultmore difficult
expensivemore expensive
carefullymore carefully

4. 不規則に変化する比較級

比較級の中には、-erやmoreを使わず、形そのものが変化するものがあります。

原級比較級意味
good / wellbetterより良い
bad / badlyworseより悪い
many / muchmoreより多い
littlelessより少ない

特に good → better、bad → worse はよく使うので、そのまま覚えておきましょう。

This restaurant is better than that one.
このレストランはあのレストランより良いです。
Today is worse than yesterday.
今日は昨日より悪いです。

5. 比較級+thanの使い方

比較級では、比べる相手の前にthanを置きます。

比較級 + than + 比較する相手

thanは「〜より」という比較の基準を表します。

My brother is older than me.
私の兄は私より年上です。
English is easier than I expected.
英語は私が予想していたより簡単です。

thanの後ろには、名詞や代名詞だけでなく文を置くこともできます。

6. much・far・even・stillで比較級を強調

「Bよりずっと〜」「Bよりさらに〜」のように、比較級の差を強調することができます。

代表的なのが次の4つです。

表現主な意味
muchずっと
farはるかに
evenさらに
stillさらに・なおいっそう

これらは比較級の前に置きます。

Tom is much taller than Ken.
トムはケンよりずっと背が高いです。
This problem is far more difficult than that one.
この問題はあの問題よりはるかに難しいです。
This one is even better than the last one.
これは前のものよりさらに良いです。
💡 ポイント

比較級の強調にはveryは基本的に使いません。

× very taller
○ much taller

7. 比較級 and 比較級「ますます〜」

同じ比較級を and でつなぐと、「ますます〜」「だんだん〜」という変化を表せます。

-er型
比較級 + and + 比較級

It is getting colder and colder.
だんだん寒くなっています。

more型
more and more + 原級

English is becoming more and more important.
英語はますます重要になっています。

8. the 比較級, the 比較級「〜すればするほど…」

the + 比較級 ~, the + 比較級 …
=「〜すればするほど、ますます…」

The more you practice, the better you become.
練習すればするほど、上達します。
The sooner, the better.
早ければ早いほどよいです。

一見すると特殊な語順ですが、

the more ~, the better …
→「〜すればするほど、より…」


というセットで覚えると分かりやすいでしょう。

9. lessを使った比較

「より〜ではない」「〜の程度が低い」と表したいときには、lessを使うこともできます。

less + 原級 + than
=「〜より…ではない」「〜ほど…でない」

This book is less difficult than that one.
この本はあの本ほど難しくありません。
This car is less expensive than that one.
この車はあの車より高価ではありません。

less difficultなら「難しさの程度がより低い」という意味になります。

ただし、初心者のうちはまず**-er / moreを使った比較級**をしっかり理解することを優先しましょう。

10. 比較級の作り方【3ステップ】

比較級の文は、次の3ステップで考えると作りやすくなります。

STEP 1
比較する2つを決める

まずは、「何と何を比べるのか」を確認します。

Tom と Ken を比較する

↓
STEP 2
形容詞・副詞を比較級にする

比べたい性質を表す語を比較級に変えます。

tall → taller

↓
STEP 3
thanで比較する相手をつなぐ

比較級の後ろにthanを置き、比較する相手を続けます。

Tom is taller than Ken.

完成した文を確認してみましょう。

Tom is taller than Ken.
トムはケンより背が高いです。

11. よくある間違い

moreと-erを重ねてしまう

❌ よくある間違い

× Tom is more taller than Ken.

○ Tom is taller than Ken.
トムはケンより背が高いです。

tallの比較級はtallerです。moreと-erを両方使う必要はありません。

thanの後ろに比較する相手がない

比較級を使うときは、「何と比べているのか」を意識することが大切です。

ただし、前後の文脈から比較対象が明らかな場合は、than以下を省略することもあります。

This one is better.
こちらの方が良いです。

12. 練習問題

✏️ 練習問題

問題1|正しい比較級を選びましょう。

Tom is(   )than Ken.
tall / taller

回答を見る

taller
「ケンより背が高い」と比較しているため、tallの比較級tallerを使います。

問題2|空欄に適切な語を入れましょう。

This book is(   )interesting than that one.
「この本はあの本よりおもしろいです。」

回答を見る

more
interestingの比較級はmore interestingです。

問題3|次の日本語を英語にしましょう。

「この部屋はあの部屋より大きいです。」

回答を見る

This room is larger than that one.
largeの比較級はlargerです。比較する相手の前にはthanを置きます。

問題4|正しいものを選びましょう。

This problem is(   )more difficult than that one.
much / very

回答を見る

much
比較級を「ずっと〜」と強調するときはmuchを使います。

問題5|次の日本語を英語にしましょう。

「だんだん寒くなっています。」

回答を見る

It is getting colder and colder.
「ますます〜・だんだん〜」は比較級 and 比較級で表せます。

13. まとめ

比較級は、2つの人やものを比べて「AはBより〜」と表すときに使います。

・短い語は基本的に -er をつける
・長い語は基本的に more + 原級比較級 + thanで「〜より…」
・good → betterなど、不規則に変化する語もある
・much・far・even・stillで比較級を強調できる
・比較級 and 比較級で「ますます〜」
・the 比較級, the 比較級で「〜すればするほど…」

まずは、**「比較級 + than=〜より…」**という基本をしっかり覚えておきましょう。

次は、3つ以上の中から「最も〜」を表す最上級を学ぶと、英語の比較表現をひと通り使えるようになります。

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